子宮がんの重粒子線治療 〜体験談〜
子宮がんの重粒子線治療(臨床試験)の体験談をまとめました。
子宮がん(子宮頸部扁平上皮癌)の重粒子線治療。重粒子線によるがん治療。臨床試験。
重粒子線治療中の体調

2010年3月

重粒子線治療中の体調はこんな感じでした。


■■■ 食欲 ■■■

重粒子線治療が始まって、1日目、2日目と、なんかムカムカしてたんですが、
3日目、とうとう吐きました。

それ以降、食べると吐きそうな気がして、食欲も落ちましたが、
どうしても、週末の外泊許可をもらいたかったので、がんばりました。
出された食事を全部食べられないぶん、バナナとかリンゴとか食べられそうなものを
食事の合間にせっせと食べてました。

おかげで、毎週末、外泊許可をもらって、自宅に帰ることができましたし、
家に帰れば、自分の好きな時に好きなものが食べられるので、食欲も回復。
治療期間中の外泊許可の存在は、私にとって大きかったですね。

ただ、治療の影響は、結構個人差があるみたいで、全く影響ない人もいれば、
全然食事できない人もいるみたいです。


■■■ お通じ ■■■

重粒子線治療が始まると、下痢や便秘などの症状が出るそうですが、
私の場合は下痢でした。ただ、そこまでひどくはない感じ。

以前、使いかけのミートソースの缶詰を、冷蔵庫で1週間放置した後に食べた時、
あの時の下痢&嘔吐に比べたら、全然ましでした。

まぁ、とにかく、治療中はずっとおなかの調子が良くないですが、
私の場合、治療が終わって1週間くらいで、もとの調子に戻りましたよ。


■■■ 体重 ■■■

入院して、3週間で3kg痩せましたが、治療の後半は食欲もでてきて、
それ以上痩せることはなかったです。


■■■ 散歩 ■■■

病院の隣に公園があって、先生の許可がもらえれば、公園へお散歩に行けます。

入院中は、結構暇を持て余すので、お散歩に行くと良い気分転換になりますし、
食欲がない時も、外の空気を吸うと、なんかリフレッシュできました。


■■■ 外泊 ■■■

重粒子線治療は週4日なので、治療のない週末は、自宅に帰ることができます。

「家事はほどほどに、あまり出歩いたりせず、安静に過ごしてくださいね」
とは言われましたが、やりたい事はだいたいやりました。

特に、治療が始まってすぐ、あまり食欲もなくて、たぶん一番体力がなかった時期に、
沖縄時代の大切な友達が遊びに来るっていうんで、旦那の運転で一緒にドライブに行きました。
アウトレットでのお買い物に付き合って、我が家に1泊。そして翌日、湖畔をドライブ。

大半は、後部座席でぐったりしてたので、友達には、逆に気を遣わせちゃったような気もするけど、
久しぶりに友達と話せて元気が出たし、
「しっかりしなきゃ」みたいな感じで、気を張ってたのも良かったかも。
吐き気も抑えられたし、食事もそこそこ摂れました。

なんだかんだ言って、やっぱり、気持ちが大事!ってことかな。